2013年03月03日



兵庫県多可町加美区三谷
久し振りに千ヶ峰へ
氷ノ山も考えたが、有料駐車場に車を停めて、登山口までスキーリフトに乗る必要がありそうなので、近場の雪山に登ることにした。千ヶ峰の登山口まで問題無く行けることが出来たが、山には雪が少な過ぎた感じだ。
大雪と思ったが
今冬は寒い日が続き、結構な量の雪が積もっていると思ったが、先週の雨と気温の上昇で急激に雪が解けてしまった様だ。’08年の同じ時期には積雪量が充分あり、アイゼンを付けて尾根道を走って下りることが出来たが、今日は半分土が露出してアイゼンが引っ掛かって危ないので小走りすることは出来なかった。
標高差:595m
〔047〕千ヶ峰 (1,005m)
Road Map :兵庫県の中央に聳える名峰、説明することもない。
Route Map:三谷登山口からピストンとする。
登り:1時間27分、下り:1時間15分、トータル:2時間54分 
少し登ってから見た駐車場とトイレ。大阪ナンバーのカブが2台停まっていたが、山登りなのだろうか?
今日は昼から晴れるとの天気予報に合せてゆっくり目に家を出た。登山口はいつもの”三谷コース”、雪山はメジャーなコースを選ばないとラッセルを強いられるだけ。9時18分に登山口に入る。。
小さな滝(落ち込み)が連続する三谷渓谷は実際に見ると中々の風景だったが、写真では上手く表現されていない。
三谷渓谷沿いに緩やかに登って行くが、登山口近くは雪が殆んど載っていない。ここんとこの雨で解けてしまったのか。
お陽さんも少しは射して来て、見た目は綺麗だったんだが・・・
水量のある”雌滝”を通る。滝と言うより大きな滑滝であるが、植林が邪魔して全容が撮れない。下山時に滝上から写真を撮ってみよう。
丸木橋に雪が載り、良く滑る二本目の橋。
雑木に雪が載っているだけで、霧氷ではない。
雌滝から少し歩くと”雄滝”横を通るが、植林が邪魔をしており”雄滝”の全容が見えない。積雪期で無ければ滝壺まで下りて行くのだが、今日は泥だらけになりそうなので止めておく。
登山道は三谷渓谷の遥か上を通るが、万が一、滑落しても樹木が多いので必ず止まってくれそう。
お陽さんが出て来て、綺麗な景色を見せてくれた。
真っ直ぐに登り続ける尾根筋に入る。積雪が少なく、
根っこが露出しているので下りは難儀しそうな感じ。
31分にて2本の滝が合わさる小さな滝下の沢を渡り、ここから沢を離れ尾根道に入って行く。
52分にて”岩座神”への分岐を過ぎると登山道は緩やかになる。歩きながら休憩出来るポイントだ。
アイゼンが要る程でも無いし、付けていないと良く滑るし、結局、付けるのが邪魔臭いので下りまでは我慢して登り続ける。
1時間27分を要して千ヶ峰”(1,005m)に着く。雪の無い時には1時間を切って登っているのに、雪でそんなに遅くなるのか。
”山頂まで約20分”の表示からは又登りがきつくなってくる。山頂直下には新しい道が増えていた。
本当の千ヶ峰最高峰は石碑のある所。周辺はガスっており、風がないのでガスは切れそうにない。
石碑側から山頂標識側を見る。先行者は二人だけ。もう一人の女性は直ぐに追いつくだろうと思っていたが、俺よりペースが速く、追い付くことなく山頂着いてしまい、既に下山してしまった。恐るべしウーマンパワー。
北側の展望、同定しても意味が無い。
西側の展望はガスで殆んど見えない。尾根筋に伸びるのは俺の足跡。
特徴の無い山々だが雪を被ると高い山感が出て来る。
山頂で12分程展望を眺めて下山する。標高の低い山だが、雪景色が楽しめた。
ガスっぽいが県道427号線沿いの集落が眼下に見えた。
雪が解けて泥道になっている箇所には必ず脇道が出来ている。
下りでよそ見しているとアイゼンの出っ歯が木の根っこに引っ掛かり、前方に扱けそうになる。が、よそ見しながら下って行く。積雪量が少ないと
10本爪は危ない。
水蒸気が凍って結晶化しているのだろうが、これがエビの尻尾になる訳でないだろうし、世間一般には何て呼んでいるのか。
冬山でエビの尻尾はよく見るが、千ヶ峰は標高が低い為か、エビの尻尾ではなく、針状のトゲトゲが出来ていた。こんなの見るのは初めてか。
三谷渓谷の上に伸びる道を戻る。
下山44分にて沢出合に戻り、アイゼンを外す。昼からの天気目当てか、多くのハイカーが登ってくる。
雄滝と雌滝の間にある丸木橋を渡る。
”雄滝”に戻る。
雌滝に戻り、滝口に立って上から覗き込むと、見事な滑滝が伸びていた。登山道のバリエーションとして滑滝登りを組み込めば、面白いと思うの
だが・・・
下山1時間15分にて駐車場に戻ってくる。残雪がたっぷりとある時には50分で下れたので、今回の中途半端な残雪が登りも下りも邪魔になっていた。
登り時の最初の丸木橋を渡る。
せんがみね
関西百名山
兵庫100山』   雨の後なので残雪は随分と減っていた。
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